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学園たけとみ2 「さて諸君生徒会に参入してくれたことに僕は礼を言わない。なぜなら君たちの価値は自薦他薦とわず、これからの働きによるものだからだ」 使えないものはとっとと消えろと言外につげる副生徒会長の花のかんばせ。この学園の生徒会の結束や統率力は県外にも知れ渡るほどで、生徒会長のカリスマ性は言うまでもないが副官の竹中半兵衛の影響力も大きいと言える。 新たに生徒会の一員となった新入生は厳しい半兵衛の物言いに身じろぎしたが、順応するためにも背筋を伸ばす。 「まぁ、これ以上時間を無駄にするわけにはいかないね。では最後に、僕と秀吉の出会った物語をしよう。あれは僕が稲葉山中学でくだらない生徒会長をリコールして僕が成り上がった時のこと……」 今までの厳しい顔がうっとりとろけて半兵衛はノロケ始めた。 現生徒会副会長の洗礼は、そういうものだった。

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