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学園ちかなりちか2 あるところに竹から生まれたと噂される「なよ竹の姫若子」という絶世の姫がいたそうです。 嫁ぐ気もないのにあんまりにも求婚者が多いため困った姫若子は「特にいらないけど宝物くれたらお嫁になってあげる」と求婚者たちに無理難題を押しつけて言いました。 求婚者たちは頑張ったのですが姫によく似た鬼若子という人が宝物を持ってきてもいちゃもんつけたあげく「贋作」と言ってたたき割っていたそうです。 なにより鬼若子が怖くて姫若子に近づくものは命をかけねばいけないという噂も流れました。 さすがに求婚者が途絶えた頃、求婚者たちに言った宝物を文句なく集めてきた人がいました。 「すべては日輪のご加護、さあ嫁げ」 「いやあの俺人間じゃなくて月からきた鬼なんだけど、どっちかっつうと姫は仮の姿でこっちが本物なんだけど」 「それがどうした」 日輪の信奉者は姫を拉致監禁し、連れ帰りにきた月からの使者(親衛隊)も撃破したので、姫は月に帰ることもなく地上で幸せに暮らしたそうです。 めでたしめでたし。 「…これでよかろう」 「よくねえよ!本気で学芸会このネタでやるのかよ!」 「すでに多数決で決している。我が布陣に誤りなし。決めるときに寝ていた貴様が悪い」 「!!」 「後半は月からの使者どもとの大スペクタル合戦だ。貴様のところの重機も出張って盛り上がりもする。学芸会学園杯は我らが頂く」 よくあるオチです

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