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「ニクシロ5」(2006/07/29 (土) 06:35:22) の最新版変更点
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ニクシロ5 贔屓
どっちかといえば俺はアメリカ贔屓だ。完全実力主義やら気質やらは梅雨の日本みたいななあなあさに比べれば言うまでもない。
それでも認めてやってもいいものは三つある。
ひとつは牛丼。
「花見も悪くない」
「おまえの場合、花より団子、団子より酒だろ」
「ほっとけ」
美的センスでみても、桜のような幽玄さを持つ花を俺はほかに知らない。
あとは
俺の隣で笑う、まるきり異国の風貌をしながらサムライであるこいつを生み出したのは、偉業だと認めてやってもいい。
ニクシロ5 微エロ?
はっ、と苦しげな息がかかる。うなじを撫でれば汗に濡れる。銀髪が絡んだ。
「ひっ、ぱるな…」
「そういうおまえは緩めろ」
締まりすぎも痛いと悪戯に囁けば、壮絶な蒼に睨まれた。実際のところ、快楽にとろけた目もいいが屈辱に歪むほうが「らしく」ていい。
「誘ってんのか?」
「誰が…っ」
「士朗が」
わざと揺さぶって息を乱れさせると、ダイレクトにくわえ込まれた自身に快楽が走る。
「ニク、ス…!」
「なんだ?」
ぎりぎりまで追い上げられたら辛いのはどちらか。陥落を計って、ひきつる喉をなめあげた。己の金と彼の銀が混じると何ともいえない色になる。こんな時しか交わらないからか、それを見るたび猥褻極まりないと思える。
「欲しいって、言ってみろ」
「…くぅっ」
「そしたらおまえが欲しくてたまらないもの、たっぷり注いでやるよ」
あられもなく強請られるのは興ざめするが、言いたがらないのを強いるのは嗜虐をそそる。
「いってみせろ…士朗?」
快楽はいつも自分の味方。哀れなくらいしなる肢体にいっそう鳴かせるため、また動き出した。