Q 高校受験生です。まだどこの高校を第一志望にしようか迷っているので、相談にのってください!私は早稲田アカデミーという大手塾の、慶女クラスという、慶應義塾女子高校を目指すクラスの一番上のクラスにいます。駿台模試は70近い偏差値で、このまま頑張れば慶應女子は大丈夫だと先生から言われています。そしたら先生から、「それだけ学力があるのだから、慶應女子のような附属校よりも、日比谷のようなトップ進学校へ行くという選択肢も考えたほうが良い」と言われました。慶應女子と都立日比谷でしたら、どちらを第一志望校にすれば良いでしょうか?やっぱり将来の就職などを考えて、良い大学へ進みたいです。数学や理科が好きなので、理系になると思います。よろしくお願いします!(文京区 tomatoさん)

A 受験指導歴20年の者がお答えします。慶應女子と都立日比谷で比較したら、断然都立日比谷を選ぶべきだと思います。なぜならば、慶應義塾女子高校は成績上位でも進学先は慶應大、成績下位なら留年してしまいますが、都立日比谷なら成績最下位すら慶應大に現役合格、成績上位なら東京大、京都大、医学部などの超難関大が狙えます。慶應女子に合格する学力があるなら、まず間違いなく大学受験したほうが得しますね。慶應女子を蹴って、大学受験で早慶を滑り止めにして難関国立大をねらうべきだと思います。

将来は理系ということですが、理数系ならなおさら、早慶附属よりも進学校から国公立大学を目指すべきです。学費も環境も私立大学と国公立大学では雲泥の差がありますから。

塾の先生は親切ですね。あなたが「慶應女子必勝クラス」にいるということなので、なかなか進学校を勧めてくれる良心的な先生はいないと思います。慶應女子は、「お買い損校」なんて言われたりもします。やはり偏差値が高すぎるんですね。ここに合格する学力があるなら、本来なら進学校へ行くべきです。というわけで、都立日比谷を第一志望、慶應女子を第二志望として受験するのが良いかと思います。頑張ってください。


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最終更新:2010年08月06日 11:24